テレビ東京系の完全オリジナルドラマ『ダ・カーポしませんか?』の気になるシーンや伏線、考察をまとめます。注目の考察系ドラマです!生きるか死ぬか?それを決めるのは『運』です。と意味深なメッセージ!“ミスターX”の狙いとは?最後まで生き残り人生をやり直すのは誰だ?第1話が1/16からスタート!
ドラマ『ダ・カーポしませんか?』
秋元 康が企画・原作・脚本を務める完全オリジナルドラマ『ダ・カーポしませんか?』が、テレビ東京のドラマプレミア23枠にて放送!
毎週月曜23:06〜23:56
放送局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
配信:地上波放送終了後、動画配信サービスParavi、ひかりTVにて配信。
TVerでリアルタイムに視聴可能です。
秋元康×デスゲーム!運のない8人の多重債務者が命と金を掛けた運命ゲームに挑む!
金も運もなく、生きていくことができない状況に陥った8人の男女…。そんな彼らの前に現れた謎の男・二宮。彼らの共通点は多重債務者であること。事業の失敗、ギャンブル、慰謝料…“運の悪い”彼らが集められたのは休業中のとあるホテル。
人生の一発逆転を掛け、生きるチャンスを与えられた彼らが挑むのは、金と命を懸けた“くじ引き”。いったい、誰が何のために…。このゲームを主宰する“ミスターX”の狙いとは? 果たして、最後まで生き残り人生をやり直すのは誰だ?
出演者も個性的!
【出演】 武田鉄矢 伊野尾慧 (Hey! Say! JUMP) マキタスポーツ 迫田孝也 平田敦子 小林涼子 長谷川百々花/杉本哲太 観月ありさ
『真犯人フラグ』でもキーマンだった『猫おばさん=平田敦子さん』のポジションにも注目です!
全12話程度の放送枠と思われます。
全10話が最終回です
ダ・カーポしませんか?は、『月刊ザテレビジョン』では、全10話まで放送予定となっています。
- 第10話 2023年3月27日 (最終回・ラスト)
≪第10話(最終回)≫『ダ・カーポしませんか?』
ミスターXこと大田原は”運の正体”を知るための研究をしていた!
劇薬を注射した腕…二宮と太一による命をかけた”解毒じゃんけん”。ゲームのルールは最初に劇薬を打ち、じゃんけんで3勝した者が解毒できる。
生きるか死ぬか?生き残り同士の最終ラウンドが始まった・・・
運の正体とは?生き残るのは誰だ?幸運と悲劇が錯綜する・・・そして衝撃のラストとは?
- 会長の目的は「運の正体」を実証すること。
- ゲームを途中リタイアされないよう、さらに、バイオリズムの実証の筋書き通りに進むかの検証のため、様々な仕掛けがされていた。
①食事にカップ麺を提供→アドレナリン分泌で、ゲーム参加の意欲を駆り立てる→途中リタイアしないようにする。
②稲葉が居なくなっても、それと近い運のバイオリズムの内山刑事を準備する。
など
最終的なドラマの感想や考察は『ダ・カーポしませんか?第10話(最終回)考察・伏線・ネタバレまとめ!』でまとめます。コチラから▼
伏線回収されていないと思われる部分
- 第2話で四門が負けた後→分配金を配布した後に2階から物音がして照明が揺れていた件
(ドラマ内では幽霊でもみたいな話になっていたが、あれは誰?) - 大田原がどうやって巨万の富を得たのか?
- 二宮は前回の勝者で大金を得ただろうに、そのまま会長のもとに残った理由は?
- 100億の小切手は破ったけど、デスゲームで最後の賞金として持ち帰りに困っていた現金で、「真澄太一」は借金返済したのか?
- 真澄太一は先輩をだましたのに、なぜ自分が借金を背負っているのか?
(例えばヤクザのようなところを使って、先輩をだました⇒泥酔したときの意思表示は、正常な判断能力が欠けた状態での意思表示なので、法律上無効⇒じゃあ代わりに真澄が背負えと脅された?)
会長について残る謎・・・
・なぜデータが急に乱れたのか。
・会長は焦りながら、どうして真澄に勝負を挑んだのか。
・負けた会長はどうなるのか?
≪第9話≫『ダ・カーポしませんか?』
賞金総額7億8382万円・・・デスゲームが決着!勝ち残ったのは「真澄太一」。二宮の過去が明かされる!そしてついにミスターXが登場!その正体、衝撃の目的とは?
さらに終焉したはずのデスゲームに新展開が・・・。
- 二宮が古郡から名前を変えた理由、過去が明らかに。
- 真澄太一の本当の借金の理由が判明
- ミスターX(会長)の正体・目的が判明
第9話の時点で残されている主な伏線
- 真澄太一が借金返済額を超えているにもかかわらず、デスゲームを続けるには何か理由がある?ただお金がより多く欲しいだけ?
⇒8億近い金をもって帰ることができたのに、会長に合うように二宮に駄々をこねた真澄。会長の正体を知りたかった?こんな狂ったゲーム自体を何とかしたいと考えている?それともやはり金が欲しいだけ?
→これはただお金が欲しいだけだったと思われます。
また、最終回で、食事にカップ麺を出していたのはアドレナリンを分泌させて、ゲームを途中でリタイアさせないために提供していた運営側の作戦だったようです。 - ラストゲームの直前に「運営委員会」の決定でルールが変わった。
「会長=ミスターX」ではなく、「運営委員会」といったのは何か意味がある?複数人いる?
→最終回まで終えて、会長がゲーム継続が目的だったため、急遽ルール変更したと推測します。「運営委員会」というものは特に存在しません。
≪第8話≫『ダ・カーポしませんか?』
- 南雲と二宮(古郡のおいちゃん)は父と娘の関係と判明
- 稲葉殺害の監視カメラ映像は、櫻木駒希が実行犯として映っていた。
一部映像を編集したのも櫻木駒希。目的はお金を独り占めするため。 - 最終ラウンドの敗者は南雲
- 最後の1人まで生き残ったのは「真澄太一」
賞金総額:7億8382万
第8話の時点で残されている主な伏線
- 南雲洋子(過去の名前「はるか」)と二宮(「古郡のおいちゃん」)名前を変えて過去を捨てた理由は?
- 監視カメラ映像は『記録用』とのことだが、監視ではなく記録とは?
- ラストゲームの直前に「運営委員会」の決定でルールが変わった。
「会長=ミスターX」ではなく、「運営委員会」といったのは何か意味がある?複数人いる? - ミスターXの正体は?
- 真澄太一が借金返済額を超えているにもかかわらず、デスゲームを続けるには何か理由がある?ただお金がより多く欲しいだけ?
- 真澄太一の真実とは?裏の顔がある?
- 第8話で出てきた、急な「ルール変更」というキーワード。真澄太一とミスターXの一騎打ちは「ルール変更」についてか?デスゲームを自分で終了させることが太一の目的?
≪第7話≫『ダ・カーポしませんか?』
- 稲葉は隠し扉の先の部屋で、後ろから刺されて死体で発見。
見つけたのは二宮と南雲。真澄太一は稲葉が死んでいることは知らない。 - 第7ゲームの敗者は「内山悠斗(刑事)」
- 南雲と二宮(古郡のおいちゃん)の過去が徐々に判明
≪第6話≫『ダ・カーポしませんか?』
- 第5ゲームの敗者は「前山恵理子」
- 内山刑事がデスゲームに参加する
ゲーム参加借入金(1億2596万)を会長に借りる。目的はお金ではなくスリル?それとも? - 稲葉忠康は隠し扉を見つけて行方不明
二宮は監視カメラに写っていないと言っていたが、嘘をついている?
稲葉は、隠し扉の先で何か見てはいけないものを見てしまった?例えば会長の正体?ゲームで死んだはずの存在? - 第6ゲームの敗者は「櫻木駒希」
≪第5話≫『ダ・カーポしませんか?』
- 櫻木駒希・真澄太一は、借金額よりも多くの賞金を手にしたが、ゲームを続行
- 二宮と南雲陽子の過去に何か関係がある?また、2人とも偽名を使っている?
- 内山刑事は、消費者金融などから借金をしている?その弱みを二宮はつかんでいるようです。
- 真澄太一は常に二宮をマークしている?
- 第5ラウンドは「毒キノコ鍋」ゲーム
- 前山恵理子が本性?をあらわす。櫻木駒希を裏切る?
2月13日の放送『1~4話の特集・総集編』
2月13日の放送は総集編となっています。
第4ゲームを終え生き残り5人!深まる謎⋯⋯ミスター×の目的とは⋯!?今回は特別編!これまでの内容を振り返ります。
総集編で取り上げられたキーポイントをまとめます。
- 物語の舞台は休業中のホテル。主催者の会長『ミスターX』。監視カメラで別室から見ている。
- 8人の男女の参加者が挑むのは、命と金をかけたデスゲーム。8人は借金を苦に自殺しようとしていたメンバー。
第1ラウンド(集合時間19時24分):『ウェルカム毒ドリンク』のロシアンルーレット →敗者:四門英治
第2ラウンド(集合時間17時5分):『拳銃(ピストル)』を使ったロシアンルーレット →敗者:三橋愛菜
第3ラウンド(集合時間17時28分):『水中牢獄で息止め』のロシアンルーレット →敗者:大田原善弥
第4ラウンド(集合時間17時49分):『電流が流れる椅子』でのロシアンルーレット →敗者:南郷智也(4話で途中参加) - 脱落者の席には1輪の白いバラが置かれる。特に意味はないというが?
- 脱落者の遺体はダストシュートに投げ込まれる。
- 稲葉忠康はホテル内に置いてある6億円以上のお金を、ゲームとは別に盗む計画をしている?場所を知っているのは二宮のみ?
(稲葉と同じように計画していたのは、大田原(敗北)、櫻木駒希?) - 招かれざる客として「刑事」が2名ホテルに来る。
三橋愛菜のマルチ商法について捜査しているそう。今後のキーマンになる? - 第4ラウンドの前に、新プレーヤーとして「南郷智也」が参戦→しかし第4ラウンドで即敗北する。
大田原のアドバイザーをしていた。(隠し持っていたスマホで相談。)
南郷は元プレイヤーで、第3ラウンドまで進んで勝ち逃げしている経歴がある。
南郷はデスゲームはズルはできないと話す。
≪第4話≫『ダ・カーポしませんか?』
6億3千万円をかけたデスゲーム!
生き残った5人の前に現れた2人の刑事。その目的とは?
さらにデスゲームの前に二宮が「新しい友達」を5人に突如紹介する新展開。以前にゲームに参加したことがある人物か?
- 塚本高史・もう一人女性 刑事2人が「三橋愛菜」を探しているという名目でホテルに訪ねてくる
- 大田原のアドバイザーをしていた『元プレイヤーの南郷智也』がゲームに参加する→第4ゲームで死亡
- 櫻木駒希が怪しい行動をとり始める
稲葉を仲間に行きこむ
ホテルのお金を盗む計画をしている?
プレイヤーたちの中心になって、自分の提案を推し進める - 大田原はホテルに来る前からデスゲームのことを知っていたのはなぜ?
- 前山恵理子に続き、櫻木駒希・真澄太一も第4ゲームに勝利して借金完済できる金額になった。
櫻木駒希・真澄太一は、表の顔はお金より命を大切にする感じに見えるが、リタイアするのか?
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≪第3話≫『ダ・カーポしませんか?』
ロシアンルーレットで決まった新たな脱落者。
再び大金をつかみ、解散したメンバーの様子は様々です。秘密裏によからぬ計画を企てるものも。ほとんどがゲームの勝利に狂喜乱舞して、脱落者の死を悼んだのはたった一人だった。
命と金。ゲームが終わって手にしたお金を将来どうしたいかなどを語る。
これまでで最も苦しい第3ラウンドが幕を開ける。
- 第3ゲーム→三橋愛菜が銃で頭を打ち抜いて死亡
- 南雲洋子は、真澄太一と2人で勝ち残って、一緒に働こうと持ち掛ける
- 大田原善弥は誰かと秘密のやり取りをしている(第4話で追加される新メンバー?)
- 稲葉が大田原に、ホテルに置かれている6億のお金について強奪する?何か天才的な計画を企んでいる。
- 前山恵理子は、櫻木駒希を命を懸けてでも生き残らせたいと思っている?
- 会長(ミスターX)の後ろ姿が登場。モニターで監視している
- 第3ゲームはプールを使って敗者は窒息死をする内容→大田原がゲームで負けて死亡する
- 前山恵理子は第3ゲーム終了時+4228万。しかし残り続けている。
・パチンコに代わるゲームのスリルを味わうため?
・それとも本心は駒希に手を貸すため?→ゲームに参加する前から駒希のことを一歩イ的に知っていた?
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≪第2話≫『ダ・カーポしませんか?』
毒入りグラスを選んだ最初の脱落者は四門英治(迫田孝也)だった。袋に詰められた遗体はランドリーシュートへ。
二宮辰之助(武田鉄矢)は、このあと地下で業者に回収されると説明。残った7人には早速約束の分配金1285万円が配布され、前山恵理子(平田敦子)は借金がチャラに。ここで離脱することも出来たが、なぜかこのまま残ってゲームに参加すると言い出して⋯
みんなで生き残ろうと誓い合う恵理子、三橋愛菜(小林涼子)、櫻木駒希(長谷川百々花)。南雲洋子(観月ありさ)の隣で、分配金は館内に保管されているはずだと何か企んでいる様子の稲葉忠康(杉本哲太)。
自分の部屋で何やら怪しい動きをする大田原善弥(マキタスポーツ)。不安に駆られたのか周囲を警戒しながら館内を歩きまわる真澄太一(伊野尾慧)⋯大金を手にした7人は、いつ始まるかわからない次のゲームを前に、思い思いに時を過ごすのだった。
翌日。17時05分、突然時計の音が鳴り響く。それはデスゲーム第2ラウンドの始まりを意味する。なぜか枕を持ってくるよう言われた7人。不安にかられる7人に二宮が配ったのは⋯。運が悪ければ複数人が命を落とすことになる恐怖のデスゲームだった⋯!
- 二宮はゲームの支配人は初めて行っている
- ゲームは何十回か開催されている
- ゲームは会長たちのボランティアが目的?(人間のクズを救うボランティア)
- 真澄太一は、第2ラウンドの紙に包まれた拳銃を躊躇なく1番に手にしている。
- 真澄太一は、第2話ではお守りを持っていない。
- 大田原善弥は、四門の脈で死亡を確認している。
- 大田原がラインでメッセージのやり取りをしていたのは誰?
- 死亡した人の席に置かれる白いバラは特に意味はない?
- 報酬について、死亡した人の獲得金額は山分けされることが判明。
詳細はコチラから▼
≪第1話≫『ダ・カーポしませんか?』
真澄太一(伊野尾慧)、稲葉忠康(杉本哲太)、南雲洋子(観月ありさ)を始め、職業も年齢もバラバラな、今まさに命を絶とうとしている人たちの前に、突然謎の男・二宮辰之助(武田鉄矢)が現れ、なぜか自殺を制止した。
後日集められた男女8人に二宮が告げたのは、全員が多重債務者であること、ミスター×と名乗る人物が「生きるチャンスを差し上げたい」と言っていること。しかしそれは命を懸けたデスゲームの始まりだった⋯!
- デスゲームのプレイヤー男女8人がホテルに集められる
- 主催者は≪ミスターX≫(会長)→誰なのかは不明
- ゲームの参加条件、配当金・手数料についての説明
- ゲームは毎回異なるが、運次第のクジのようなゲームが展開する
- 8人それぞれの借金の理由が判明。また、金額についても判明
- 第1話では『ウェルカムドリンク』のロシアンルーレット。1つには猛毒入りで、だれか一人が敗者(死亡)する。
詳細はコチラから▼
コメント
黒幕は四門の可能性が高くなってきた。
真澄かと思ったが、稲葉が扉の中に入った時広間に集められた。
稲葉は殺されないまでもゲームオーバーまで監禁か?
でもここの会長稲葉を抹殺する程の大悪人なのか?だとしたら7年も獲得賞金を肩代わりする慈善事業などするだろうか?
いえることは、今まで、でない人物がXより登場人物であったほうがどんでん返しとして面白いのは、間違いない。
死んだはずの四門、か続行中の真澄が怪しいが真澄だとすると二宮のじじいは、真澄に暗号かなにかで死ぬ場所にいかぬようトリックを使った?
かなり無理があるな?
だとすると四門、愛菜、大田原?
真澄と同じ位性格が丸かった愛菜だと大どんでん返しでインパクトが大きいが果たしてそうもっていけるか?
生き残りが1人だと洋子の気がするがどうだろう?
二宮が黒幕でしたではつまらないし。
あと前山のババアと駒希が舌戦の末つずけて死んでいったが駒希が残ることを決めたとき、後に利用する計画ならああまでしつこく、卒業することを望む演技をする理由がみあたらない気がする。
駒希は、小悪魔だったという結論でかたずけられたが、やはり最初は、前山をしたっていたが、他人によくしてもらったことがないため、さすがに命を変わってくれるとまでは、思わなかったのだろう。
もし前山が善人なら自分が死ぬことになるのだ。
完全に自分が裏切られたと知ったとき悪魔になってしまったのだ。
命あっての金なのに、かなりの高確率で死ぬことに挑戦するだろうか?
あるいは前山と一緒にいたかったのに裏切られてしまいそれが憎悪に変わったと解釈できる。駒希は、前山が善人で自分が死んでいくことをむしろ望んでいたのではないだろうか?
考えてみれば、かわいそうな娘だ。
とうとう16年の人生一度も人から愛されずに死んでしまった。
悪魔に変わってしまったのは事実だが、一度でも人から愛されていたら当初の純粋な美少女から大きく変貌することはなかったのではないだろうか?
だから駒希が勝利したが、この憎しみあいは、両成敗で二宮や南雲の言ってることは、的を得ている。
話は脱線しましたが、とにかくめっちゃかわいい駒希が脱落してしまいがっかりして肩の力がぬけました。
個人的好みで語って申し訳ありませんでした。
ジャニーズの真澄(伊野尾くん)主演であるかのような考察が多いが、二宮(武田鉄矢さん)が主演であることがポイントであると考えている。
秋元先生なら「二宮⇒二宮金次郎⇒金八先生」と発想して武田鉄矢さん=二宮ではないのか。このドラマは二宮の「人生の説法」が目立ち、大人向けの金八先生という設定ではないのか。
落ちとしては、「南雲洋子は無事に助かっており、二宮の実の娘。南雲洋子の心酔した無名画家が実は真澄。金融界で成功した二宮だが、かつては娘(はるか)に親子の名乗りができないほど困窮していた時期があったが、人生「ダカーポ」により、今の地位を築き上げた。そのため、人の不幸を押しつけられ、多重債務に陥った人を救済するボランティアでこのデスゲームを開催している。」
多重債務となった人を救出する目的で開催されるホテルでのゲームは、「人生リセットゲーム」=ダカーポしませんか?
デスゲームの参加者は、ゲームで仮死状態にされてランドリーシュートから落とされるが、回収業者という名の二宮の手下が無事に救出。それまでの人生の負債を清算され、再出発できる。このゲームの謎の「途中でリタイアできる」は、「不幸を押しつけられた人が、プラスの財産をもってまた世の中に帰れる」ということ。しかし、南郷のように「ホテルに戻ってくる人がいる」のは、ゲームの趣旨が理解できずにその場を去るので、結局ランドリーシュートに落とされるような目に遭わないと本当の人生をリセットしたことになっていないから。二宮が南郷の顔を知らなかったのは、普段は恥ずかしがり屋でゲームに顔を出していないため。今回は娘の南雲が参加しているからゲームにいる。
ホテルでのデスゲームという名の人生リセットのボランティアを行う二宮だが、陰ながら見ていた一人娘の南雲洋子(はるか)に困っていた。「強く生きないと生き残れない」人生で成人を迎えたため、「人の意見を聞かない」「無名画家に多額の投資をする」など手に負えない感じで、自分の後継者にふさわしい状況ではないと考えた。
最初は、傘下の宇田川に「人生の怖いものをしらせる」よう依頼するが、南雲ははねつけ、自宅マンションで死のうとまでした。宇田川が昭和の悪代官のようなオーバーな悪人を演じているのはそのため。実は善人。第1話で他のゲーム参加者が二宮の配下の監視や尾行があれば助けられる場所で死のうとしているが、南雲は自宅マンションの風呂の中。今回のホテルのように、心配性の二宮が南雲のマンションや職場のアトリエにたくさんの監視カメラをつけていたから救えたのでは?
二宮は、南雲をゲームに参加させることで、性格の変化を期待した。そして、南雲が心酔している無名画家である真澄を、先輩に依頼してわざとはめてゲームに一緒に参加させる。真澄は娘婿にふさわしい人物かデスゲームで人間性をみるため。
高所のランドリーシュートから転落しても全員無事に救出される仕組みがあるので、最後の南雲洋子の転落もこの手法で無事救出。第8話のラストゲームでの二宮の反応は、「娘(はるか)が父親だと気が付いてくれて、お父さんと呼んでくれた」「娘婿候補の真澄は、一緒に転落するかもしれないのに身を挺して娘の手をとってくれた。他のゲームの時のように、自分が勝ったことを喜ばず、全力で悲しんでくれている=娘婿にふさわしい」と感無量のリアクション。
ゲーム参加者のその後が描かれる。
1回目「悪い女に騙された」学校の先生四問、2回目「不倫相手の妻にはめられた」幼稚園の先生三橋は、ランドリーシュートに投下後、お互いの境遇に共感して結婚して「先生夫婦」となり、幸せに。幸せな家庭のリビングには、もう霊感商法にはだまされないが、ダルマ様の両目に目が入っている。
3回目、タクシー運転手の大田原は嫌いな水の中で死に(仮死)で、人生観が変わり、暴行事件の被害者への借財もあり、医師免許は剥奪されているので、介護の仕事で出直す。
孤独でギャンブル依存症になった前山と、親や世間の愛を知らない駒希。前山の駒希に対する愛情が丁寧に描かれている(前山がドロップアウトから戻ってきたのは、実は残った駒希を心配して)ので、二宮の依頼で、前山と駒希は途中で運営側に回っている。
ゲームの趣旨と関係なく運営側の金を奪おうとするやくざ者稲葉。二宮の依頼で、前山と駒希は芝居を始める。このゲーム、殺すことが目的ではないので、全ゲームが仮死状態になったるするフェイク死で、今回のゲームの場合は、南雲の人生観を変えるのと、真澄の人間性をみるために生き残らせるので、フェイクの応酬となっている。
前山の毒キノコ死は、駒希との芝居。駒希を悪党に見せかけて、ゲーム脱線する稲葉をゆさぶるとともに、最終的に秘密の扉から入った稲葉は、直後に二宮配下の者に捕まってしまい、駒希の監視カメラフェイク芝居に付き合うことに。
駒希のギロチン死は、手品でよくあるマジック。当然死んでいない。前山と駒希は最終的に実の親子のように仲良く一緒に暮らしている。
南雲と真澄の最終ラウンドで、ルール変更を急に言い出したり、二宮が「お金をおいてでていけ」「駒希ちゃんと同じ(駒希のフェイク芝居は、人が金の亡者で変質してしまうということの代表例としている)」などドロップアウトを何度も促している。しかし、それでも強情にゲーム続行を希望する南雲に呆れる二宮。
南雲と真澄のラブロマンスの際に、監視カメラ前のミスターXが乗り出したのは、スケベではなく、二宮が「娘と婿が結ばれる!」と思ったから。
内山刑事の訪問は実は計算されていた。内山の上司が多重債務に苦しんでいるのを見かねて、二宮に相談したのだ。ホテルに多重債務者が次々入り出てこないのは、ランドリーシュートから落とされて債務を清算されて新たな人生を踏み出しているから。最終的に内山は、債務を清算されてまた女刑事と事件に立ち向かう。
内山刑事の「死んでいい人はいないが、いてもらっては困る人はいる」は、人生の不条理を説いていて、人は生きる中で勝者と敗者を作り出し、敗者に負を押しつけたのに、いてもらっては困っている人扱いにしているということ。なので、ダカーポする意味はある。
稲葉について。
稲葉の死は、ゲームから脱線して、ホテルの裏側で運営側に捕まったので、駒希の監視カメラ芝居で辻褄を合わせた。稲葉も当然生きていて、最後は債務を清算されて、ドラム缶でコンクリート詰めにされかかっていたテツジと一緒に、ヤクザから足を洗い、まっとうな商売をはじめる。
ダカーポの第9話で二宮がミスターXで、実はゲーム参加者が全員存命である、「ダカーポしませんか?」の意味が明かされる。そして、第10話にかけて存命人物のその後が丁寧に描かれる。
そして、ラストはあのホテルで南雲と真澄の盛大な結婚式が開かれ、感無量の二宮。
祝いに駆けつけている宇田川の他にも、真澄を二宮の依頼で騙した先輩(恐らくジャニーズ事務所の伊野尾君の先輩)がサプライズゲスト出演!「真澄、騙して悪かったな!」という先輩に、「も~、ひどいですよ先輩!」と笑顔で言う真澄。
ダカーポ=人生リセットゲームであれば、第1ラウンドからゲームによる仮死が可能かどうか検証の必要性がある。
第1ラウンド
グラスの中の毒が、「一時的に仮死して脈などが止まる薬」なら可能。
第2ラウンド
耳元で銃声の爆音と、ゲームのストレスから気絶してしまう仕組み。銃から飛び出すのは血のり。
第3ラウンド
プールからの脱出は主催者側のさじ加減で蓋がどうとでもなり、元々水が苦手な大田原が、ふたが開かなくてパニくって気絶したところを運営側が救出。
第4ラウンド
電気椅子の電気ショックは、死なない程度の電気で気絶。これも主催者側のさじ加減が可能で、飛び入りの南郷を意図的に仮死させた可能性も。
第5ラウンド
毒キノコを同じ鍋で煮て、毒が染み出しにくい種類を選んだとか訳の分からない説明。本気でやるなら鍋に仕切りとかするだろう。前山と駒希はこの時点でネタバレを受けていると推測するので、前山は死んだふり。ゆっくり崩れ落ちる体の大きな前山さんに優しい死に方になっている。
第6ラウンド
駒希がここで消えるためのゲーム。ギロチンはマジック。恐らく、グロテスクな駒希の首が、笑ってフェイクであった種明かしがあると考えている。
第7ラウンド
クロスボウゲームも、主催者側のさじ加減可能。内山刑事はここで消える予定だった。クロスボウの先が吸盤で体に張り付く仕掛けだが、強烈なミゾオチパンチを食らって気絶する仕組み。
なかなかゲームからドロップアウトすると言い出さない強情な娘の洋子にも内山刑事の死体処分(仮死)を手伝わせている。怖いことをちょっとは分かれよの二宮心境、これは稲葉の死体(お芝居)をわざと見せつけたことにも共通している。
ランドリーシュートに向かった際に、南雲が内山の遺体の矢を抜こうとしたのを慌てて止めたのは、「フェイクの矢」がばれるから。
最終ラウンド第8ラウンド
ホテルでのダカーポゲームは繰り返されているが、今回は娘の南雲洋子の変化を期待して参加させ、娘婿候補の真澄も参加させているから、ミスターX二宮直々に案内人を務めている。
途中で南雲が怖いものを知ってドロップアウトをしない限り、予定通りのシナリオで「南雲と真澄は最終ゲームに臨む」ことになっていた。よろずくじゲームも主催者のさじ加減は可能で、洋子の方が転落(無事救出するのでバンジーみたいなもの)する仕掛けで、娘婿候補の真澄の言動を見極めるつもりであった。
デスゲームのリアルさが増したのが、前山と駒希の豹変。特に駒希は親と周囲に見捨てられた挙句、多重債務者にされやくざ者にダークサイドに落とされかけて自殺未遂をした。その上、訳の分からない男の勧めでデスゲームに参加させられ、性格が悪党に豹変した挙句、首を落とされるでは救いようのない悲しい人生だ。人生で初めて出会った優しい前山までに裏切られるとはひどすぎる。これはないと思っている。
ゲームに残る駒希を心配してドロップアウトしかけて戻ってきた頃の前山が、二宮に「未来ある高校生の子をこんなゲームに参加させてどういうつもりか!なんとかしろ」と猛抗議したのでは。そこで、二宮より前山にゲームの趣旨説明がされ、元々演技上手の駒希がノリノリで芝居をしている。宇田川同様に全開で悪党っぷりを放つ駒希は、喜んで芝居をしているため。この芝居が、このドラマの中盤以降の流れをややこしくしたと考えている。
さて、今夜の第9話が楽しみなところです!
私が上記に記入した考察に至ったのは、秋元康先生の前作「警視庁考察一課」で名取悠が繰り返し「サイコパス落ちは面白くない」という発言を繰り返していたのに、直後の作品「ダカーポしませんか?」で「サイコパス落ち」やるかね?というところからです。
考察に多く見られる「生き残った真澄が裏の顔がミスターX」「四門・稲葉などすでに亡くなったゲーム参加者の誰かが死んだふりでミスターX」は、いずれにせよ「親の代から辺りの巨万の富を用いて、デスゲームを仕掛けるサイコパス落ち」ではないですか?自分が死のうとするフェイク場面までつくって、使用人の二宮にわざと助けさせた?はないでしょう。
宇田川会長がミスターXとすると、あの地位にありながら多重債務者を死に追いやって、ものにしようとした南雲洋子まで恨みでラストは殺す。やはりかなりのサイコパスです。真澄を助けたのは自分の息子だから?では、なぜ残酷なゲームに参加させた??
同じようにミスターXが二宮で、デスゲームを開催したとすると、娘の南雲洋子が最後目の前で「お父さん!」と叫びながら転落するのをみる。相当なサイコパスです。それと、なぜ真澄を生き残らせた?
そして、「最終回間際で突然南雲洋子の父親とか、サイコパス野郎ミスターXが新たに登場。デスゲームにありがちな真澄と戦って、真澄が最終勝利!」なんて落ちでしょうか?いきなり最初からいなかったミスターXを突如出すのは、考察シリーズからして反則です。
よって、「ミスターXは二宮で、南雲洋子の父親。ゲーム参加者の人生は全員ダカーポで、人生やり直しゲーム=ダカーポしませんか? その後のそれぞれの幸せな人生が描かれ、ラストは南雲と裏の顔が無名画家だった真澄とあのホテルで結婚式でラスト、主役の二宮は感無量」という考察をしたのです。すべてではありませんが、かなり伏線は回収したと思います。
また、二宮の策略でゲーム参加させた、南雲の心酔した「無垢で純粋な作品を書く無名画家の真澄太一」は、何らかの理由で画家の道をあきらめ(話にでてきたおばあちゃんが病気でお金が必要だったとか)、残った世に出た作品を南雲が買い集めていた。
真澄のダカーポは、南雲と結婚し、二宮の巨万の財産を得て、再び画家としての道にまい進するという落ちではないかと思っています。
今夜はやまださんの考察について、ドラマを作るための大人の事情なども含めて、納得させられる点が多くあります。
また、伏線回収もされている点、ラストまでスマートな展開で、各キャラクターについても腑に落ちる点が多く感心します。
今夜はやまださんの考察の流れであれば、ゲームに参加したメンバーたちの誰も嫌いにならず、また、ゲームに参加することで幸せな人生を再出発(ダカーポ)できるというところにおいても、てポジティブなハッピーエンドになり、視聴者側としても満足・それを望む人が多そうですね。
そうなると、大人の事情も含めてすべて丸く収まるという展開とは真逆の、真澄(伊野尾くん)がやみ落ちして、ドロドロで終わるというのも少し見てみたいようにも感じてしまいます。
(きっと、炎上したり、後味悪いという意見は多発すると思いますが。)
今夜はやまださんの考察で、残り数話もより楽しめそうです。
ありがとうございます。
第9話終わった時点で、ミスターXの大田原が登場しましたが、これも駒希のフェイク芝居同様に、真のミスターX二宮に指示された偽ミスターXのフェイク芝居だと考えます。宇田川会長、駒希、大田原にしろ、このドラマでオーバーな演技で出てくる人はミスターX二宮に依頼された人たちでしょう。
訳の分からない不可解な運に関する実験??に多額の資金をつぎ込むミスターX大田原?
これで納得する視聴者はいないので、二宮と真澄が最終勝負し、勝つのは真澄で、やはり二宮が死ぬ筋書き。真のミスターX二宮は、真澄の真の人間性をどこまでも確認したいのかと。当然二宮は死んでいませんという落ち。
最終回での展開は、やはり私が考察した通りと今でも考えます。
大田原がミスターXとすると、第1話でホテル内をウロウロして際に一人いた二宮に「俺と組まないか?」と言ったり、「クジですから」の二宮の言葉に驚いた芝居はなんですか?あれは他のゲーム参加者がいないところでの会話。もし使用人の二宮に対してなら全く意味不明なお芝居なのです。
また、隠し持った携帯で南郷に「勝ち方」を聞いたりするのも意味不明。あれは稲葉が部屋に入ってくる前のシーンなので、誰もいない自室で一人芝居になってしまう。何やっているのですか?ですよね。
前山や駒希と違って、プールで仮死状態になった後に、ゲームの趣旨を聞いて「命の恩人」である二宮に忠誠を誓って、駒希同様にノリノリでお芝居中というところかと。
大田原のミスターXより、二宮の「元小学校教諭」とか「命のボランティア」とかの話が出てきましたが、私の考察した「二宮⇒二宮金次郎⇒金八」の話に近づいてきました。やはり大人向け金八先生。
元小学校教諭の古郡先生の話から、娘はるかとの悲しい別れの後、古郡は人生ダカーポにより巨万の富を。これは偽のミスターXの大田原が語っていた「死ぬ気ですれば運が開けた」という流れでは。そして、巨万の富を得た後も命のボランティアをしていたが、話をするだけでは命は救えなかった(女性の死の例)ので、このような人生ダカーポの場を設けるに至った。
今、古郡は巨万の富を得ているが、このような人助けの趣旨を娘の南雲洋子が理解できるとは思えないので、デスゲームに参加させ、性格を変えてもらおうとした。真澄については、最後まで人間性を見極めようとしているための、最終ゲーム開始と考えます。
来週の最終回のどんでん返しが楽しみです。
9話が終わった時点で、かなりちゃぶ台を返された(『運を科学で証明する』などという、意味不明な内容。)感じがあって、混乱中です。
残り1話(1時間程度)でどこに着地するのか、またじゃんけんも3本勝負という長丁場になりそう・・・と考えると、さらに急転回させるというのがどこまでできるのか?とやや唖然としています。
今夜はやまださんのストーリーの方が、視聴者として好きだなと思いながら、9話を視聴していました。
大田原と二宮のやり取りで、本当に大田原が会長なのか?と思わせる点も多くあります。
大田原が部屋で隠れて、怯えながら電話していたのも、視聴者にミスターXと気付かせないための演出だったのか?
もう一回、時間をおいて9話を見直してみようと思います。
確かに残り放送1回、1時間で落ちをつけるという時点で、意味不明『運を科学で証明する』とか訳のわからない内容を放り込んできたのですが、放送直後の私の考察をもう少し考えて再考察したいと思います。いずれにせよ落ちは「ダカーポ=人生リセットゲーム」の趣旨には変わりないと思っています。
残り1時間だからこそ、この落ちでないと急激にでた『運を科学で証明する』落ちでは、伏線が回収できないからです。
これでは、緻密なこれまでのドラマのストーリーを叩き割った終わり方になってしまいます。マンガの夢落ちに近い批判が出るでしょう。考察シリーズを続けている秋元先生の書く内容ではない。
やはり大田原は二宮に依頼された偽ミスターXであり、真のミスターXは二宮で間違いないと思います。これが最後のどんでん返しで、45分ドラマの前半20分で二宮VS真澄のラストデスゲーム対決(これがドラマ最大の見せ場)、残り25分でその後のデスゲーム参加者の存命が描かれて終了でしょう!
大田原については上記の私の考察通り第1話から矛盾した言動があり、大田原がプールで死亡した後、部屋を片付ける二宮が携帯を発見するのもおかしいし、電話をかける(相手南郷)のも最大におかしい。忠実な使用人の二宮が大田原会長の電話を勝手に触るのでしょうか???
大田原は「酸素チューブがなかなか見つからなくておぼれかけた」というのは言わされたセリフで、水が苦手でふたが開かずに慌てて気絶、運営側に救出。人生ダカーポされて、二宮に命の恩人として忠誠を誓っているというところでしょう。
ラストに「僕がミスターXなわけないじゃん!お芝居楽しかった~」とおどけていそう。
真のミスターX二宮の言動は、大田原ミスターX会長に使えるなら矛盾だらけな人間になってしまいます。
元小学校教員古郡先生はクラスの陰湿ないじめを見抜けず、女子生徒を死に追いやり、親や世間から糾弾され教職を去り、愛する家族の元からも去った(はるかとの悲しい別れ)。その後命を救うボランティアのためNPO法人の運営などして走り回ったが、結局救えぬ命(女性の死)があり、この活動で借金を抱え、大田原会長の『運を科学で証明する』趣旨とやらのデスゲームに参加するはめに。しかし、最終勝者となって億単位の金を得たのに、なぜか使用人としてデスゲームで人の死を見続けている。
そして、今回のゲームでは、娘はるかが参加したのに強制的に途中排除することもなく、残酷な最後を遂げるのを目の前で見た。しかし、娘はるかの死への想いが極めて薄いし、客観的。遺体も自らランドリーシュートにポイ!
大田原偽会長の二宮と真澄を最終ゲームに参加させるための発言にはさらに矛盾があり、二宮へ「さらに金があればもっと救える人がいるだろう!」?????、そしてゲーム参戦を決断する二宮。
これでは二宮キャラの一貫性がなさすぎる。やはり真のミスターXは二宮落ちがないとおかしいと思います。
さて、最終ゲームを開催する目的ですが、これはミスターXである二宮(古郡)会長の筋書き通りの脚本。ランドリーシュートに投下されないと「真のダカーポ=人生リセットゲーム」にならない。南郷のように途中賞金をもらってドロップアウトしてもまたホテルに戻ってきてしまうから。
なので、最終ゲームの毒注射は「解毒しないとゆっくりと毒が効く仕掛けという名のフェイクゲーム」で勝者は二宮となる脚本。二宮にじゃんけんで負け自分の死を覚悟した真澄が、「金が欲しくて先輩に借金を背負わせようとして失敗した(恐らく、大切なおばあちゃんが大病で大金が必要になった等の理由)」という懺悔の言葉と、「愛してしまった南雲洋子さんももうこの世にはいない…」と洋子への愛を語って絶命(仮死)。ランドリーシュートへ二宮と大田原が投下。
この最終ゲームの肝は、真澄が最終勝負に出たのは、大金を世の中に持ち帰ってももうこの大金を必要とする自分はいない。ゲームで出会って愛してしまった南雲洋子の死のむなしさや、最初に真澄が死のうとしたのは大好きなおばあちゃんが亡くなった上に、先輩をだました懺悔から。ホテルから出る必要性を考えておらず、ゲームで死のうと考えている。これまでも獲得賞金が負債を上回ってもゲームに残り続けたのは、ゲーム内で死ぬため。
「最後の勝者もランドリーシュートに落とすよう仕向ける」「じゃんけんだけは筋書きにできない本当に運だけど、二宮はじゃんけんに自信がある」という落ちか。
ランドリーシュートに投下され、最初の四門のように仮死する薬から目を覚ました真澄は、無事に人生ダカーポしていることが二宮より告げられ、大田原やその他生きているゲーム参加者からネタバレを受ける。
私の考察の誤りを修正すると、真澄は無名画家ではなく、南雲洋子とはあくまでもデスゲームをきっかけに知り合った中。しかし、ラブロマンスがあって結ばれる中に。真澄は、死ぬのを二宮に止められたものの、最初から金をホテルの外のこの世に持って帰る気がなく、ゲームで敗者死しようとした(自分で死ぬ勇気がないので、他者にゆだねた形か)。
ゲーム内でこれまでも獲得賞金が負債を上回ってもゲームに残り続けたのは、ゲーム内で死ぬため。なので、最終ゲームまで行くと考えていなかった。
ラブロマンスのあの時の監視カメラのミスターXは大田原ではなく、やはり二宮。娘と真澄が結ばれるのを確認してしまった。今回のデスゲームはいつもと違って娘南雲洋子の性格を変える目的だったが、追加目的ができて、今度は真澄を変えるために最終ゲームの後の更なる最終ゲームを大田原偽ミスターXを仕立てて開催。
今回は娘はるかのゲーム参戦があるので逐一脚本通りだったが、娘はるかと真澄のラブロマンスを二宮が目撃してしまったので、最終ゲームで自分(二宮)と対決させるため急遽大田原偽ミスターを投入。そのため、大田原偽ミスターXの「運を科学で証明する」とか荒い筋書き追加と、大田原任せのへんてこりんなキャラの偽ミスターXが登場した。
ラストは、「人生ダカーポされたゲーム参加者の幸せ」が矢継ぎ早に紹介された後、やはり真澄と洋子が結婚して、感無量の真のミスターX二宮の姿だと考えている。
第9話の「大田原ミスターXが判明し、その検証の場面」を再確認のうえ、再度考察します。
やはり、「ダカーポしませんか?=人生リセットゲームで、二宮はミスターX」で間違いないと思います。
残り1話を残し、1時間(実質45分)ですが、第1話で自死しかけた各ゲーム参加者が二宮に止められ、訳のわからないホテルでのデスゲームに参加し、最初のゲーム敗者四門がでるまでを描いたので、時間的には十二分に私の考察でリカバーできると思います。
その点、第9話の偽大田原ミスターX登場の方が、『運を科学で証明する』とか訳の分からない話を持ち出して、最終回に話を引っ張って引き伸ばしたので間延び感があったと思います。大田原=マキタスポーツさんショーでした。秋元先生はマキタスポーツさんお好きなのかな?
大田原ミスターXは偽ミスターXで、第9話の第1話冒頭で飛び降りようとしたビルで二宮と話をしているシーンは、「第1話直後ではなく、プールでのゲームの後仮死して、二宮ミスターXの力で生まれ変わらせてもらった後の話」と考えます。
「死ななければならない直前まで追い詰められたのにビルから飛び降りることをやめて二宮の話に乗った」、この二宮との出会いこそ「訳の分からない不思議な力、運命の引力」と表現していると思います。二宮(古郡)の行うダカーポボランティア(ダカーポ=人生リセットゲーム)で生まれ変わった大田原の感想でしょう。
私は、やはり娘はるかと真澄の第8ラウンド前の夜のラブロマンスが、二宮に最終ゲームを慌てて開催させるにあたった原因と考えます。娘は筋書き通り、性格を変えるために高所から落としたが、真澄の最終処遇は「帰宅」と考えていた。そこで、筋書きを夜中から、翌日の昼前までに急遽決定して作り上げたので、以下のようなドタバタ劇が裏側であったと思います。ちなみに、最終ゲーム終了までは、ランドリーシュートに落ちたダカーポされた方もホテル内のどこかにまだいると推察します。
①急遽、自分と真澄の最終勝負をするため、自分でないミスターXを大田原に仕立る必要があり、ミスターX用の洋服の手配など間に合わないから、二宮と背格好が似ている大田原に二宮のスーツを着せた。
②偽ミスターXのキャラが固まらないので、二宮に忠誠を誓う大田原(次回ゲームより大田原が案内人務めることになったとか)に、概略の筋書きだけ伝えた。ちゃんと練習する暇などないので、「思う?思った?あれ?」みたな言い間違いが起こっている。
③大田原がメイクしていたり、爪に黒いネイルをしているのは、駒希の悪ふざけ。
結局、ランドリーシュートに落とされ生まれ変わった真澄が、ゲーム全参加者に再開。
・四門と三橋が付きあっていて結婚まで話が進みそう(ダルマ様のおかげ)。
・大田原が二宮の弟子(案内人)を買って出ている。二宮会長の下で人助けをする!
・稲葉はヤクザから足を洗う。
・前山と駒希は実の親子のようになっていて、一緒に暮らすことに。
・内山刑事はまた刑事で頑張り、「いてもらっては困る人」が救えるよう女刑事と頑張る。
・南郷は「もうホテルに戻りません。頑張ります。」
そして、真澄と南雲洋子再開⇒ラストシーンが話が急にまかれて結婚式シーン。
大田原=マキタスポーツさんのミスターXが本当だと「ネアカなお調子者のサイコパス野郎」という一つのマンガみたいなジャンルができそうですが、まあ、秋元先生作品としてそれはないでしょう。
さて、最終の27日(月)の放映が楽しみです。
ここで秋元康先生=ダカーポしませんか?のかなりの深堀考察したいと思います。
「シンメトリー」といったワードや、ルネサンス風のホテルの作りに調度品の数々…。この作品はレオナルド・ダ・ヴィンチを題材に発想されていると思います。
そして、ルネサンス風のホテルで開催されるこのデスゲームは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をなぞらえたもの。最後の晩餐は12使途で人数は違いますが。
レオナルド・ダ・ヴィンチの生きたルネサンス時代の「ルネサンス」とはフランス語で「再生」「復活」を意味します。
また、キリストは最後の晩餐で「洗足式」を行います。これは「謙遜を覚える行為」とされています。この「洗足式=ランドリーシュート」とかけてあるのではないでしょうか?
つまり、「人生リセットゲーム=ダカーポしませんか?」とかけてあるのです。
これまでも開催されてきたデスゲームという名の「人生リセットゲームという二宮ボランティア」こそまさにこれ。
真のミスターX二宮の娘南雲洋子の性格変化の期待は、ルネサンスと洗足式両方がかかった行為では?
レオナルド・ダ・ヴィンチは芸術家でありますが、優れた哲学者でもある。この哲学を「二宮⇒二宮金次郎⇒金八先生=主演武田鉄矢さん」に大人の金八先生として語らせていると思います。
最後の晩餐については、キリストはパンを与えていますが、このゲームは武田鉄矢さんなので、例の有名CMだと思われる「カップ麺」というギャグになっていますがね。
あと、最後の晩餐はパンと葡萄酒を与えますが、このゲームには白いバラが登場します。
白いバラの花言葉には色々ありますが、「私はあなたにふさわしい」というのがあります。
学校の先生時代の宿命を背負い、命を救う活動を続けるミスターX二宮のメッセージではないかと思います。
これをダ・ヴィンチ気取りのへんてこミスターX大田原の狂った「運命を科学する実験」で片づけるのはチープだし、そもそものこめられた意味が無駄になるような気がします。
そして、主題歌MONKEY MAJIKの「Twilight」の歌詞を噛みしめれば、一目瞭然かと思いますよ。